全国乾麺協同組合連合会-全乾麺-一般社団法人乾めん・手延べ経営技術センター

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会長ご挨拶

全国乾麺協同組合連合会
会 長 星野 陽司

平素より当連合会の活動に対し、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

当連合会は1958年(昭和33年)に創立され、本年で64周年を迎えることとなりました。ひとえに皆様方のご支援、ご協力の賜物であり、改めて、厚く御礼申し上げます。

当連合会は、都道府県単位で設立している16道県の製麺協同組合を会員とし、各会員は、地域に根ざして経営を行っている乾めん(乾めん類・手延べ干しめん)の製めん業者により構成されています。また、賛助会員は、各県内に組合組織がない乾めん業者や乾めん関連企業の39業者により構成されています。

当連合会の会員等は消費者の求める四季折々の乾めんの美味しさの提供に努め、日々の食生活を支える食品の一つとして、また、地場産の小麦の活用を通して農業はじめ地域経済の振興に寄与できるよう取り組んでいます。

乾めんのそうめん、うどんなどは、その起源は古く、中国から伝えられ、奈良時代までさかのぼるといわれています。今日迄、小麦粉と塩を原料とし、そこにそば粉を加えれば干しそばというように自然素材を原材料とした素朴な造りで、日本の伝統的食文化として日本のみならず、海外でも愛用されています。

業界の動向を見ますと、乾めん類の生産量は昭和30年代の40万トンから20万トン台に減少しましたが、減少傾向は止まりました。直近では新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出抑制により業務用需要の減少がありますが、家庭内食が見直されることにより家庭用需要の底堅さが確認されました。

しかし一方で、世界的異常気象により穀物相場が急騰し、小麦、そばともかつてない値上がりとなり、更にウクライナ紛争は世界の穀物、原油、資源の高騰を招いています。加えて国内では、人件費、電気・ガス、物流費等すべての製造経費が上がりかつてない厳しい情勢になっております。

当連合会も50年に亘る安藤事務局体制に替わり、新体制となります。全面的に事務局に委任してきた運営事業の見直しを図るとともに執行部主体によるものに構築しなければなりません。

これからも、会員企業にとって更に厳しい事業環境が予想されます。的確な会運営に努め、会員企業からの負託に応えて参りたいと思います。関係各位の更なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。